舞台が初の日本ということで、どんな展開になるかワクワクしながら読みましたが、とても面白かったです!
私は日本集落の閉鎖した空間で展開される物語が大好きなもので、隠れキリシタンの話などは楽しく読めました。
いつもは交渉役・通訳役のロベルトが平賀に通訳されないと駄目だったり、日本文化に戸惑っている姿も新鮮でした。脇役たちもいい味を出しています。特に平賀が「Please」と言う(言わされる)場面は笑いが止まりませんでした。
終盤に出てきて美味しいところをかっさらっていくジュリア司祭が出てこなかったのは、驚きでした。流石にそこまで暗躍してませんよね…(笑)
トリックや奇跡の真相は相変わらず難しくて、なかなか理解できませんが、ロベルト、平賀、シン博士のやり取りを見ているだけで楽しかったです。
今年は新作ラッシュで嬉しい限りです。次巻も楽しみ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説/詩/エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年6月15日
- 読了日 : 2015年6月15日
- 本棚登録日 : 2015年3月29日
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