箱根駅伝、学連選抜チームが優勝を目標にぶちあげる!リアリティー溢れる駅伝ストーリーです。
長距離ってただ走るだけのシンプルな競技。
と思いきや過酷で緻密な競技であることがひしひしと伝わってきました。。
どの大学も一月に600km~1000kmを走る。
「1000m✕10本」とか「30km走」とかあり得ないメニューが出てきます。
こんな思いまでしても箱根を走れるのはほんの一握りという現実。
自分に必要なトレーニングをし、休息をとり、栄養を摂る。さらにその日の体調や天候にあわせた走りをしていく。そのために故障のギリギリまで調整をしていきます。さらにレースの状況で興奮しすぎてペースを誤ることや駆け引きもあり冷静なメンタルを求められます。まさに精密機械。
あの華やかな箱根駅伝の裏には、大学生の全身全霊を込めた努力がつまっている。だから感動せずにはいられないのだと思います。
「風が強く吹いている」とうって変わってノンフィクションを読んでいるようでした。
来年の箱根駅伝が間近です。本書を読んで視聴がますます楽しみになってきました。
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- 感想投稿日 : 2022年12月28日
- 読了日 : 2022年12月28日
- 本棚登録日 : 2022年12月15日
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