「風神雷神図屏風」。その俵屋宗達が出てくるのだから、厭が応でも興味がわく。加えて秀逸なのが、絵画の解説や「洛中洛外図屏風」作成の様子だ。歴史だけでなく、自分の知らない美術についての扉を開いてくれる。自分がはじめて知る世界はいつも心を踊らせてくれる。
俵屋宗達✕天正少年使節については、原田マハさん独特の透明感ある文章で、すっと旅のなかに入っていける。ローマに着いたときに、どのような化学変化が起きるが楽しみだ。美術✕歴史✕旅のダイナミズムを下巻でも楽しみたい。
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- 感想投稿日 : 2022年1月13日
- 読了日 : 2022年1月13日
- 本棚登録日 : 2022年1月6日
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