赤いろうそくと人魚 (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社 (1999年11月1日発売)
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感想 : 20
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内容(「BOOK」データベースより)
北方の、冷たく暗い海の岩の上で、女の人魚が考えていました。「人間の住む町は、明るくにぎやかで、美しいと聞いている。人間は魚よりけものより、人情があってやさしいと聞いている。一度手に取りあげて育てたなら、決して捨てたりしないと聞いている。さいわい自分達は人間そっくりだから、人間世界で暮らせるはず。せめて自分の子供だけは、人間の世界で育て大きくしたい」と―女の人魚は決心すると、波の間を泳いで、陸の上に子を産みおとしました。人魚の赤ん坊はろうそく屋の老夫婦に拾われ、育てられて、美しい娘となり、一生懸命家業を手伝って繁盛して、幸せになったかにみえたのです―。小学中級以上のお子様にも。

お金に目が眩む人間の身勝手さ。
さびしい海でも人魚は母娘で暮らした方が幸せだったかもと考えたりした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年4月1日
読了日 : 2022年4月1日
本棚登録日 : 2022年4月1日

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