東野圭吾さんの18年前の作品。
加賀シリーズの7作品目にあたるとのこと。昨年「あなたが誰かを殺した」が書店に並び、加賀シリーズを読んでみようと思い至り順番を検索した際に、こちらの「赤い指」から読むのをおすすめしているサイトを多く見たのでそこに従いこちらの作品から順を追って読んでみる事に。
読んでいる最中にだいぶ昔にドラマで観た作品だと思い出す。
しかし例の如く殆どを忘れている。
認知症の話等も絡む物語というのも相まって自分の記憶力の薄さも物語と結びつきを持つような感じになってしまった。
テーマは「親子愛」、親と子のその間柄限定の共有している思い出と慈しみと愛情が絡み合う物語。
物語としてはスマートで読み易く、しかしそれ以外で考えさせられる事が多い作品だった。
自分が年を重ねていけば、当然親も年を重ねていく。その中で根本にある愛だけはしっかりと育み続けなければならない。例え仕事やら余裕やら優先的都合やらで自分に出きることや共有する時間や機会が少なくなろうと、その根本にある愛情だけはしっかりと持ち続けようと思う。
そう投げ掛けられる様な作品だった。
次の「新参者」「麒麟の翼」連続して読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月4日
- 読了日 : 2024年1月4日
- 本棚登録日 : 2024年1月1日
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