硝子のハンマー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2007年10月11日発売)
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感想 : 649
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弁護士の青砥純子が依頼人の無実を証明する為、防犯コンサルタントの榎本径に協力を依頼し、事件の真相を探っていく話。
『Ⅰ 見えない殺人者』のパートは、浮かび上がったトリックを一つずつ検証して犯人に辿り着くので、読み応えがあった。
『Ⅱ 死のコンビネーション』のパートは、犯人視点での話が進むので、感情移入してしまう部分があった。
榎本は飄々としていて本心が読めないタイプだと思ったし(実際に裏の顔があるみたい)、青砥は思ったことが口や態度にも出るタイプなので、良いコンビだと思う。
10年ぐらい前に実写化されたドラマを見ていたせいか、嵐の大野さんと戸田恵梨香さんがチラチラ浮かんだ。ハマり役だった気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月9日
読了日 : 2023年7月9日
本棚登録日 : 2023年7月6日

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