偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2021年9月18日発売)
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感想 : 80
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犯人視点から描かれる倒叙ミステリー。短編集という位置付けで1つずつ完結した話にはなっているが、全編を通して読むと長編を読んだような満足感が得られる。事件の解決と同時に狩野の為人や背景が明らかになっていくところが面白い。犯人目線で読んでいるので、どこでどのように警察に犯行がバレるのかハラハラしてしまうが、犯人があまりにも警察をなめている印象ではある。
読みやすく残虐な表現もないので、ミステリー初心者からミステリー好きな人まで幅広い人が楽しめる作品だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月25日
読了日 : 2022年4月25日
本棚登録日 : 2022年1月5日

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