あるかしら書店

  • ポプラ社 (2017年6月6日発売)
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本棚登録 : 5636
感想 : 614
5

面白かった!
発想がとんでもなく豊かだ。

特に読書履歴捜査官、文庫犬、本のお祭り(古本道中、春追い、ヨメヨメ鬼)、書店婚が好き。わくわくした。

本好きにとってはたまらない、想像力が豊かになる本だと思う。
子供より大人の方が夢中になる本かもしれない。

「本のようなもの」は、なるほどなあと思った。
人を本に例えて、一人一人ストーリーを抱えているけれど、パッと見ただけでは中身はわからない。いつも誰かに見つけられるのを待っている。いい出会いがあれば、誰かの人生に何かの影響を与える。
まさに人生は本だなあと思った。
「大ヒットしてほしかった本」では本に関するいろんな立場の人の思いが描かれていて、たしかにヒットしてほしいと願われていない本なんてないんだよなとしみじみした。

部類としては絵本だけど、十分に読み応えがあった。
ヨシタケシンスケさん、今までは一風変わった絵本作家さんというイメージがあって、作品はどれも未読だったけれど、面白い作家さんだな。ぜひほかの本も読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ポプラ社
感想投稿日 : 2021年5月28日
読了日 : 2021年5月28日
本棚登録日 : 2021年5月28日

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