祖国とは国語 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
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「国語教育絶対論」では染まりきった欧米の思想にはっとさせられる。自由と便利を追求した先に待っていることの恐ろしさを想像させられる。時折それはあまりにも極論すぎやしないかと思う節もあったが。

「いじわるにも程がある」では気楽に読める短いエッセイ集だが時に大切な教訓に目が止まる。

「満州再訪記」では恥ずかしながら歴史にあまりにも無知なことを思い知らされる。各国、各人物がどのような経緯で歴史が紡いでいったのかを学ぶことができる。第二次世界大戦が教科書に載っている出来事の一つとしか認識することが出来なかった世代の人に読んでほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年12月30日
読了日 : 2021年12月30日
本棚登録日 : 2021年12月16日

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