秋の牢獄

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 1223
感想 : 241
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「牢獄」にまつわる3つの不思議

「秋の牢獄」11月7日から抜け出せない女子大生の話。何度も繰り返す日に次第に順応していく様子が面白い。たくさんの仲間を見つけ、どうせまた7日を繰り返すのだからと好き勝手に1日を過ごすが最後には…

「神家没落」ある不思議な家に迷い込んだ青年の話。その家は日本の各地を移動しているらしいがある規則性があり、それを悪用する男も現れて…
この話も青年が神の家に住んでいるうちに順応していく様子が面白い。1話目同様にある意味冷静な若者です。途中から殺人の絡む話になるのですが、この話が1番面白かった♪

「幻は夜に成長する」山奥で幻術を使う祖母と暮らす少女。謎多き暮らしと時々訪れる男性…予想外のストーリーで読んでいるこちらも惑わされているような展開。



囚われるという3つの不思議な物語は恒川さんらしい作品でした〜♪


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月18日
読了日 : 2023年9月18日
本棚登録日 : 2023年9月16日

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