経営不振の老舗ホテルの建て直すべく、新社長に就任した元山は、総選挙で人事を決めると言い出します。支配人の永野を中心にもちろん不満がでますが、新体制でやってみると意外としっくりくるところもあり...という話です。
前半ちょっと退屈だったのですが、後半ホテルがうまく回り出して、作者のメッセージもなんとなくわかって、面白かったです。
『県庁の星』の作者さんなんですね。元山と永野の反発コンビで問題を解決するところが似ているかな。
夢ややりたいことがあって、自分にあっていると思っていた希望した配属なのに、選挙によって板前がベルボーイになったり、フラワー係がフロントになったりします。『結果合っている』ということになるのですが、そんなに周りのスタッフの見る目があるのかは疑問です。適正判断テストのほうがいいのでは。。。
それぞれが自分の頭で考えて、顧客に寄り添ったサービスをするための仕組みをつくる。元山のぶっとんだ指示に戸惑いながらも自分の居場所でがんばるスタッフがとてもよかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年7月29日
- 読了日 : 2022年8月1日
- 本棚登録日 : 2022年7月18日
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