銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫 た 43-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
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武士から商人に身を落とした松吉が寒天屋で直向きに努力し、寒天を利用した羊羹を仕上げて、寒天屋を盛り立てるサクセスストーリー。

いつもの筆者の作品と比べると小悪党くらいが出てくるくらいでストーリーもサクサク読める楽しい作品

あらすじは、武士の子であった鶴之助は父親が目の前で仇討ちにあい、自分も殺されかけていたところを、寒天屋の和助に、火事にあった天神さんに寄進する予定だった銀二貫で助けられる。

鶴之助は松吉と名を変え、和助の寒天屋でよく働き、遂にオリジナルの糸寒天を仕上げる。糸寒天をさらに広めるためにアンコと合わせた羊羹を作り上げて、最後に天神さんへ銀二貫の寄進を果たす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年5月26日
読了日 : 2023年5月26日
本棚登録日 : 2023年5月26日

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