白夜 (角川文庫)

  • KADOKAWA (1958年4月15日発売)
3.37
  • (38)
  • (76)
  • (180)
  • (24)
  • (5)
本棚登録 : 954
感想 : 96
4

人間は子供の頃に持っていたものを取り戻すために生きているのではなかろうか。

自分を三人称化する

今の愛vs過去の愛

ドストエフスキーは愛と恋をどう分けているのだろうか。
愛は存在を対象とし、恋は性質を対象とする、という考えではなく、愛は恋の上位互換のような扱いだろうか?

「われわれは自分が不幸のときには、他人の不幸をより強く感じるものなのだ。」

「でもやっぱりあたしはなんだかあまりにもあの人を尊敬しすぎてるみたいで、これじゃまるで二人が対等な人間じゃないようね?」

「いったいどうしてあたしたちはみんなお互いに、兄弟同士みたいにしていられないんでしょう?どんなにいい人でも、いつもなんだか隠しご とでもあるみたいに、決してそれを口にださないのはどういうわけなんでしょう。 相手に向っ てちゃんと喋っているんだと知っていたら、なぜすぐに、ざっくばらんに言ってしまわないのでしょうね?」

「空想の女神」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月30日
読了日 : 2023年11月1日
本棚登録日 : 2023年10月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする