絶対音感、騒音測定、盗聴器、梵鐘の音など、『音』を切り口に、社会や様々な人間関係を見つめる視点はとても新鮮で、物語の中で悩み、苦しみながらも懸命に日々を生きていく登場人物達についても、しっかりと体温を感じる事ができた。
ラストでも、2人の人間(男)ともに望む人間関係を得られずに全くハッピーエンドにならないところがなんとも切なくて逆に良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月28日
- 読了日 : 2021年2月28日
- 本棚登録日 : 2021年2月24日
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