武田信玄の軍師だったと言われる山本勘助が、武田家に仕えて川中島の合戦において討死するまでがまとめられた作品です。
信玄、諏訪の姫、勝頼にほとんど恋をして、彼らのために生き続けた勘助。老人ながら奮闘したのに、上杉謙信を倒すまで生きてられなかったのが悔やまれますね。
最期を悟った勘助が上杉勢との戦いに臨む前から描写にただならぬ緊張感がありました。啄木鳥戦法を見破られ負い目を感じるも、死に際に高坂や馬場が駆けつけてくる希望で終わる感じがよかったです。
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- 感想投稿日 : 2021年8月21日
- 本棚登録日 : 2021年7月26日
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