The Tale of Peter Rabbit

著者 :
  • Warne (2002年9月16日発売)
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感想 : 22
4

ストーリーから「お母さんの忠告を聞かないと、痛い目にあうよ」という教訓を感じつつ、動物や植物の美しい繊細な絵の描写は大人も楽しめる絵本です。
「ピーターが倒した鉢植えは、たぶんゼラニウムの花かな?」と想像できるくらい、葉の表現が精密でした。すごく描き込まれた訳ではなく、サラッと軽いタッチで作者の画力の高さが窺えます。

食べ過ぎてしまった後にパセリを取りに行こうとするピーターや、疲れ切った後にカモミールティーを飲むところは、西洋らしさを感じました。

知らない単語があったので、本書より一部抜粋します。
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She bought a loaf of brown bread and five currant buns.

【loaf】丸みを帯びたパンの塊、または長方形のパン塊。
【currant】辞書で調べると「干しぶどう」と記載があり、raisin (レーズン)との違いを調べてみました。currantはスグリの実のようで、ブドウとは少し違うみたいです。
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Peter was most dreadfully frightened; he rushed all over the garden,for he had forgotten the way back to the gate.

【dreadfully】ものすごく、恐ろしく
【frightened】怯えた、驚いた
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子ども向け(英語)
感想投稿日 : 2022年6月30日
読了日 : 2022年6月19日
本棚登録日 : 2022年6月19日

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