「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2019年3月21日発売)
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レポートや論文の書き方がわからない学生にオススメの本。(文章を書くことに慣れている方には、当たり前の内容が多いかもしれません‥)

論理的に文章の書き方を指南しており、王道の「型」に沿って書くとわかりやすくなることが述べられている。お料理のレシピや数学の証明問題の解き方のような印象で、「この通りに当てはめれば相手に伝わりやすい文書になる」と教えてくれている。
文章の書き方では「起承転結」がメジャーだが、本書の中の「3つの型」の説明がわかりやすかった。

以下、本書より抜粋。
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◆主張作りの手順
 1. 4つの主張の型(①〜④)のどれか選ぶ。
  ①警鐘型→変化/納得
  ②要望型→変化/共感
  ③共有型→理解/納得
  ④感情型→理解/共感
 2.その型に沿って、自分が書きたいことを
  3つ以上挙げて付箋に書く。
 3.付箋の中から伝えたいことを1つ選ぶ。

      お願い・変化
       (アウトプット)
       ↑
①警鐘型 ②要望型
客観的・納得←—————————→主観的・共感
(論理的) ③共有型 ④感情型 (感情的)
       ↓
      理解
(インプット)

◆文書の王道の型は3つ
 ①同格型
 ②因果型
 ③対比型
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 言葉(漢字・季語・方言)
感想投稿日 : 2021年9月20日
読了日 : 2021年9月20日
本棚登録日 : 2021年7月18日

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