そして、バトンは渡された

著者 :
  • 文藝春秋 (2018年2月22日発売)
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「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこさん

とても良かった。本に出てくる言葉それぞれが、心に響き、大切なものは何か伝えてくれていた。瀬尾まいこさんの思いが、綺麗で素敵な言葉として文中に溢れている。
優子の親になる人が皆、優子に愛情を注ぎ、かけがえのないものとして大切に育てている。私にも、自分よりもっともっと大切なものができる時が来るのかな。来たらいいな。

【以下文中より抜粋】
どこかにいてくれるのと、どこにもいないのとでは、まるで違う。血が繋がっていようがいまいが、自分の家族を、そばにいてくれた人を、亡くすのは何より悲しいことだ。

女の子なんだから、好かれなくちゃだめだよ。お年寄りだろうと子どもだろうと、女だろうと男だろうと。人に好かれるかどうかで女は幸せになれるかどうかが決まる。

女の子は笑ってれば三割増かわいく見えるし、どんな相手にでも微笑んでいれば好かれる。人に好かれるのは大事なことだよ。楽しい時は思いっきり、しんどい時でもそれなりに笑っておかなきゃ。

できるだけ笑ってよう。誰にでもにこにこしよう。

挨拶を欠かさないことや、物を大事にすること、箸の使い方や言葉遣い。そうゆう事は全部おじいちゃんおばあちゃんに教えてもらった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月27日
読了日 : 2019年6月27日
本棚登録日 : 2019年6月23日

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