政と源

著者 :
  • 集英社 (2013年8月26日発売)
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感想 : 543
4

『墨のゆらめき』の2人がとてもよくて
しをんさんの紡ぎ出す名コンビを
他にも読みたい!と
こちらを手に取りました


国政と源次郎の合計146歳コンビです


粋なおじいさんたちがいろんな問題を解決!!
みたいな物語を勝手に想像していたら、
全然違った。笑


思ってた以上に哀愁漂う序盤。
国政が割と悩めるおじいさんなのです。

長く寄り添ってきた妻が出ていき
子どもたちからも音沙汰なく、
仕事もリタイアして
何も残ってない自分。


幼なじみの源次郎は
若い頃こそ馬鹿にしてたのに
つまみ簪という一生の仕事を手にし
先立たれはしたものの最愛の妻と
今は若い弟子もいて
なんだか充実して見える。


勝手に想像してた私がいけないんですが
なんとまあ、うじうじしたおじいさんなんだ!
って感じでした笑


でも源次郎の破茶滅茶さや
(源次郎はかっこいい!!!)
弟子の徹平とマミとのやりとりなど
何度もニヤニヤさせてくるんですよ
うまいよなー
そして結局丸め込まれる私。笑



国政もカッコつけずに
いろんなこと話せばいいのにーー!
でもハガキはとてもよかった(^^)


自分の老後も考えました。
70代になってどうなってるかなー。
家族と色々あったとしても
あんな友人が近くにいることが
とても羨ましいー。
自分のために楽しく生きるおばあちゃんでいたいものです


想像とは違っても
なかなかいい読了感でした(^^)
さすがしをんさん!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月6日
読了日 : 2024年2月6日
本棚登録日 : 2024年2月6日

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コメント 2件

shintak5555さんのコメント
2024/02/06

全く視界に入ってなかった作品です!
レビューあげて下さりありがとうございます!
いつか読みます。絶対にww

どんぐりさんのコメント
2024/02/06

シンタロウさん

コメントありがとうございます!

絶対に笑

レビュー楽しみにしてます(^^)

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