エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2014年5月21日発売)
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専門でもないので正しく理解してやろうなどとは思わず、面白いところをつまみ食いする感じで、誤読を恐れず読んでいくと結構たのしめた。記憶や恋愛、がん、生活習慣病、寿命、ストレスなどの能力や症状、社会活動に対して、不変で決定的なゲノムDNAに上書きされる形で、エピジェネティクスという付箋や伏せ字が影響を与えているなんて知らなかった。特に爺さんの栄養過多が孫息子の余命にまで影響を及ぼすなんて、何という因果関係か。それにしても「DNAのメチル化」とか「ヒストンのアセチル化」とか意味がわからないのだが何かカッコいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月29日
読了日 : 2014年8月31日
本棚登録日 : 2015年5月29日

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