明慧寺という閉鎖された空間内での坊さんたちの様々な感情が渦巻いているところや、仁秀の動機、そして
京極堂ですら敗北を認めざるを得ない「禅」という概念に恐れを感じ、そうしたところがこの作品の雰囲気を漂わせている。
山下が常信の言葉の意味をようやく解った気がすると言ったところはなんだかじーんとくるな。
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- 感想投稿日 : 2019年6月4日
- 読了日 : 2019年6月2日
- 本棚登録日 : 2019年5月23日
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