現代人がイメージする主従関係、戦術、戦略は、戦国時代のもので、平安末期、鎌倉時代のそれは非常に淡白であるけとがよくわかった。
結局、最後まで頼朝の考えを理解できなかった義経。
天才でありながら、鈍感。登場、活躍、栄華、没落が一生のなかで如実に分かれ、最後は悲しみを抱えながら、消えていく。
作中にもあるように人々を惹きつける魅力が義経には揃っている。
まさに、諸行無常を体現する人物。
欲を言えば、義経が平泉で滅亡するまでを詳細に描いてほしかった。それにしても、頼朝、戦に行かなすぎ。
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- 感想投稿日 : 2020年10月15日
- 読了日 : 2020年10月15日
- 本棚登録日 : 2020年9月8日
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