腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年5月15日発売)
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感想 : 390
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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

1.著者 木谷有希子氏
知るひとぞ知る劇作家。
作品は2000年に舞台化されていて、小説が2005年。

2.作風
タイトルは激しく挑発的。
内容は、読者に対して挑発的ではない。
色彩に例えると黒または灰色のトーンである。
そう、明るい兆しが一切ない。

3.テーマ
人間の内面にある保身、プライド。
それに気づかず大人になった人間の顛末を描いている。

4.読み終えて
人間はどんなときに「絶望」をするのかと考えた。
同じく、分をわきまえる、足るを知るについても考えてみた。

わきまえる、足るを知るには、自己と向き合う/認識する時間づくりが必要となる。
それは、どれだけ歳を重ねても無いよりは、あった方が無難なのだろう、、、。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年9月25日
読了日 : 2021年9月25日
本棚登録日 : 2021年9月23日

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