「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
1.著者 木谷有希子氏
知るひとぞ知る劇作家。
作品は2000年に舞台化されていて、小説が2005年。
2.作風
タイトルは激しく挑発的。
内容は、読者に対して挑発的ではない。
色彩に例えると黒または灰色のトーンである。
そう、明るい兆しが一切ない。
3.テーマ
人間の内面にある保身、プライド。
それに気づかず大人になった人間の顛末を描いている。
4.読み終えて
人間はどんなときに「絶望」をするのかと考えた。
同じく、分をわきまえる、足るを知るについても考えてみた。
わきまえる、足るを知るには、自己と向き合う/認識する時間づくりが必要となる。
それは、どれだけ歳を重ねても無いよりは、あった方が無難なのだろう、、、。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年9月25日
- 読了日 : 2021年9月25日
- 本棚登録日 : 2021年9月23日
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