ありえないほどうるさいオルゴール店 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2021年2月4日発売)
3.58
  • (62)
  • (135)
  • (172)
  • (21)
  • (5)
本棚登録 : 2468
感想 : 125
5

「ありえないほどうるさいオルゴール店」

読了ツイートを読み、気になっていた一冊。
タイトルと内容が「そう、きたか!!」の一冊となりました。

【舞台】
運河が映える港街の一角にたたずむオルゴール店。
男性店主が営む店構えは、街に静かに溶け込み、何気なく立ち寄る時々のお客さまをおもてなしします。

【オルゴール】
音色はあるオルゴール。
声色がないオルゴール。

音色から声色を想像するもよし、
音色の世界だけで楽しむもよしのオルゴール。

一度は耳にしたことがあるあの音色。
それが物語の中心です。

【あなた、わたしのオルゴール】
店主は、オルゴールを売ることが、仕事ではなく、
お客様の想い出、心のなかの詩を奏でるオルゴールをお客様と一緒につくることです。

店に立ち寄るお客様の心のなかの詩。

それを文字の世界で聴くことで、あなた、わたしの心なかの大切な詩を思いだすかもしれません。

忙しいとは心を亡くすと書きます。

そんなときには、こちらの著書が処方箋になるかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年10月23日
読了日 : 2021年10月23日
本棚登録日 : 2021年2月7日

みんなの感想をみる

コメント 2件

アールグレイさんのコメント
2021/10/23

こんにちは
素敵な本をお読みになったようですね。
私が先日読んだ、青山美智子さんの「鎌倉うずまき案内所」という本に似ているように思います。
あの本は★5でした。
「忙しいとは心を亡くす」と書くんですね。
(#^.^#)

高岡 亮さんのコメント
2021/10/24

ゆうママさん
こんにちは。メッセージ、ありがとうございます。

ありえないほどうるさいオルゴール店

どこかの街に本当にありそうなお店です。
訪れるお客様の物語、エピソードも、現実離れしていないため、没入しやすいです。

ぜひ、秋の夜長の一冊に、、、。

ツイートする