ブエノスアイレス午前零時

著者 :
  • 河出書房新社 (1998年8月1日発売)
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本棚登録 : 239
感想 : 36
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【ブエノスアイレス午前零時】
自分の人格が変わる瞬間・時間軸は誰にだってあるんじゃないかな。痴呆だろうが青年だろうが。
そして、強烈に覚えているものは、どんな状態になろうとも、覚えているものだ。
情景が浮かぶ文章。心情が懐かしさを呼び起こす文章。
場所と時間、誰にだって胸によぎる出来事はあるだろう。

【屋上】
なにかに自分を重ねてしまうのは知能が発達してるからかな。
それが人間。
そこになにが映っているか、なにを垂れ流しているか、なにを鼓膜に響かせているか、なにが胸奥に去来してるのか。
多分こいつは死ぬ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年12月2日
読了日 : 2021年9月29日
本棚登録日 : 2021年9月29日

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