西郷隆盛 新装版 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
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感想 : 7
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鹿児島出身の私であるが、何故かこれまで避けてきた西郷隆盛の本。政治家というより人格のできた『人を愛した人』という存在と感じた。
最も心に刺さったのは、征韓論の件で西郷隆盛が追放される際、放った言葉。
『周りの人間は何故白と黒しかないと決めつけるのか?赤や黄や青があるのに。』
互いの損得感情で議論をして白か黒をハッキリさせる思想でなく、議論を派生させて互いにメリットを見出そうとするような、いわばシナジーを起こそうという気概ある人柄。今の社会でも必要な思想家であると思う。西郷隆盛に今触れて良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年7月11日
読了日 : 2020年7月11日
本棚登録日 : 2020年7月11日

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