日本沈没 第二部

  • 小学館 (2006年7月7日発売)
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本棚登録 : 209
感想 : 31
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第一部を読んでいないと言ったらSFファンの知人にあきれられてしまったが、第二部だけでも十分楽しめる。詳細なリサーチに基づくと思われる緻密な記述もいい。雪のシーンは、SF作家であるとともに山岳小説作家でもある谷甲州の面目躍如。じゃあなんで売っぱらってしまったかというと、ラストで思い切り引いてしまったからである。せっかく大風呂敷を広げたのだから、もう一冊ぐらい使って丁寧にたたんでほしかった。そして何よりラストで日本人が誰からともなくアノ歌を……アノ歌でなく、「う〜さ〜ぎ〜追〜いし〜」あたりにしてほしかったなあ。全体として星五つ、ラストで萎えて星マイナス一。

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感想投稿日 : 2006年8月30日
本棚登録日 : 2006年8月30日

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