デッドライン

  • 日経BP (1999年3月19日発売)
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本棚登録 : 799
感想 : 72
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2014年3月15日読了。「ちびデマルコちゃん」で有名な著者(?)による、寓話仕立てで「(システム開発の)プロジェクト・マネジメントの真髄は?」について、101の法則を導き出す本。有能なPMが無名の独裁国家に拉致され、多・中・少の人数から構成されるABC3チームで新製品開発を目指す、という有り得ない設定は小説ならでは、生臭いばかりのリアルストーリーより読みやすくてよい。ただし発生する事象は「この本では誇張してフィクション調に書いているが、実際にも似たようなことが起きているのではないか・・・?」と思うことばかり。もちろん、発せられるメッセージは「少人数での上流工程に期間をとれ」「PMに重要なのは真摯さ」など改めて言われなくてももっともな内容、ではあるのだがそれを自分も含めた業界が実践できていないのだよな。あと物語には少なからずロマンティックな要素が必要、ということも102番目のルールに加えてもいいのでは?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他フィクション
感想投稿日 : 2014年3月15日
読了日 : 2014年3月15日
本棚登録日 : 2014年3月15日

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