出だしが1970年代風の目ン中キラキラのコミックから始まるので残念な本かと思ったが、いたって真面目な紅茶の本。
小難しい話は抜きに、紅茶の歴史――東洋からの高価な薬として持ち込まれ、貴族のたしなみから庶民へと浸透していく流れ――や、各種茶葉の特徴、茶葉のグレードの解説など多岐にわたる。
藤枝理子『プリンセスになれる午後3時の紅茶レッスン』( https://booklog.jp/item/1/4840151687 )でもしょうかいされていた、英国のアフタヌーンティーで食べられるお茶請けの作り方のほかに、紅茶と食べ物の相性――それこそワインと同様なマリアージュ――についても紹介。お菓子だけでなく、主食やチーズとの組み合わせまで。
同著者による『紅茶の手帖』( https://booklog.jp/item/1/4591148297 )で、著者がキリン『午後の紅茶』やモスバーガーの紅茶をプロデュースしたことを知ったが、ちゃっかり紅茶に合うモスバーガーのメニューが載っていることにクスッとさせられてしまった。
紅茶の効能について、タンニン、カフェインの効能を挙げ、虫歯予防、リラックス効果を紹介しているが、歯のステイン汚れについては言及してない……デメリットだから?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
料理
- 感想投稿日 : 2018年11月25日
- 読了日 : 2018年11月25日
- 本棚登録日 : 2018年5月17日
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