傷の大きい小さいは関係なく、
自分がそれに傷ついているかどうかが重要。
何に傷つくかは人に決められることではない。
自分がされたら嫌なのに、
勝手に人と共通点を見出したり、違うところを探したりしてしまう。
語る女、語らない女。
奪う人、奪われる人。
あらゆる人間は二種類に分けられていく。
それなのに人間関係は二人で完結しない。
私と妹と恋人、三人でいる方が不安定にバランスが保たれる不思議さがある。
一人一人違うはずなのに、どこかで溶け合って境界が曖昧になっていくのは不穏さを孕んだ幸福である気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年2月1日
- 読了日 : 2021年1月30日
- 本棚登録日 : 2021年1月30日
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