殺しの双曲線 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1979年5月22日発売)
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本棚登録 : 376
感想 : 61
4

40年程前に書かれたミステリ。

西村京太郎と言えば、十津川さん
内田康夫と言えば、浅見光彦
どちらも火サス。京都や温泉やトラベルや……と、そのくらいの事しか知らないのですが
この本は以前から読みたくてめっちゃ探したのですよ


雪で閉ざされた山荘と、町で起こる強盗事件
「そして誰も~」のオマージュだそうで、もうwkwkする要素しかなかったのです

勿論、それだけではなく、離れた場所で起こっている強盗事件が絡んでくるのが見えてくるとどんどん引き込まれてしまったのです

流石に40年前のミステリなので、最初の読み初めで「多分、そう言う事なんだろうな……」とは勘付いてしまうのですが、どこが?どれが??と探してる内にお話は進んでいってしまうのです

丁寧な伏線……と言うか、多分当時はそういう書き方をしなくちゃ読者が分かり辛かったんだろうな……?なんて事も思いながら、ちゃんと回収。

ストーリーの中に入って、自分も一員になりながら読むととっても楽しい種類のミステリだったのですね
そう、まるでドラマの様な……!!1

読み終わって、やっぱり流石だな……という感想が。
ミステリ読み始めてた頃に読みたかった……!
勿論、色々読んで色々予想できてしまうようになっても、楽しめる本でした

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリJunk
感想投稿日 : 2016年10月13日
読了日 : 2016年10月6日
本棚登録日 : 2016年10月6日

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