最初の50ページでこんなに悲しくなったミステリは今まで読んだことないのです
展開が分からなくても、序盤で「おや?」と思う伏線がちゃんとあって、よく分からなくても辿り着くは着くのです
ただ、何を疑問に思って、何に繋がっていくか。
ミステリを読む上でとても大事なお話だったのです
あまりミステリを読んで自分の経験や感じたことと重ねることはなかったのですけど
大事な仲間、集団、一緒に居たり話したり思い出す時間、心の拠り所。
その大事なモノへの思い入れがぐだぐだしない様に主人公の年齢層を選んだのはとても良かったのです
きっと誰にでもあって、過去にも持っていた、或いは感じたことがある場所。
それを手放す時って、複雑な気持ちになるのですよね
時間もかかる
気持ちも消費する
何だかそんな切ない気持ちを思い出したのです
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリJunk
- 感想投稿日 : 2015年9月7日
- 読了日 : 2015年9月7日
- 本棚登録日 : 2015年9月7日
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