多くの謎を残して終わった第一部。第二部の出だしは栗橋浩美と高井家の家庭事情から始まる。何か暗澹たる未来を予感させながらも、大きな事件は起きない。丁寧に描かれていく。進展しない物語に少し不満が溜まる中盤に大きく動く。2人の女性が犠牲となり、第一部の話と繋がって行く。前半の抑制が後半に爆発する展開で、人の歪みの生々しさを感じながら一気に読み終わった。あまり感じたことのない余韻が残る作品だった。この先の展開が気になる。大好き度❤️❤️
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月4日
- 読了日 : 2024年3月4日
- 本棚登録日 : 2024年3月4日
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