もう、何と言うか…圧巻でした。
拓一、耕作兄弟こそ在るべき兄弟の姿なのでしょう。
そう育ったのも父母や祖父母の教えや優しさが、きちんと伝わった証。
自分に厳しく、人に優しく。
これができる人間もそうはいないだろう。
何を言われようとも、されようとも、挫けず未来を見据え前進する素晴らしさ、しかも逆境のもとからの再スタート。
それらを耐え抜いたからこそ、翌年には稲が根付き青々としてくれた。
信心深くはないおっちゃんですが、見ている人はちゃんと見ている。日々の頑張りは決して無駄にはならない。これらを両親から聞かされ大きくなりました。
たとえ良い結果にならなくとも、頑張りは人生の糧になるものと信じたい次第です。
拓一と耕作。両者は泥流にのまれてしまった百十数名に代わって、その後の人生を助け合い、慈しみながら過ごしてもらいたい、おっちゃんは素直にそう思いました。
ラストのシーン、白いハンケチが見えた瞬間、汽車とその風景、周囲の人々の表情が目に浮かぶようでした。
三浦綾子様。素晴らしい作品を拝見しました。
ありがとうございました。
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- 感想投稿日 : 2024年2月2日
- 読了日 : 2024年2月2日
- 本棚登録日 : 2024年2月2日
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コメント 1件
まいけるさんのコメント
2024/04/02