一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2021年10月28日発売)
3.76
  • (21)
  • (37)
  • (17)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 413
感想 : 39
4

家での食事はお米と具沢山のお味噌汁で十分。
お料理は無理せず肩ひじ張らず、出来る範囲でやればいいと「提案」してくれる本でした。

"きちんとご飯を作らないといけない"という思い込みに縛られていたことに気づきました。
ご飯は美味しく食べたいし、家族が喜ぶものを食べさせたい。体に良い物をとりたいし、見た目にも華やかだと楽しい。
そんな思いから毎日お料理をしているけれども、時間が無くて作れない時は自己嫌悪に陥り、疲れて辛い時は重荷に感じていました。

お米とお味噌汁だけでは食卓が寂しく感じるけれど、インスタントラーメンやギトギトのお惣菜を並べるよりも素朴で良いと思う。
日々様々なお料理を作っている料理人の方の言葉に肩の荷が下りた気がします。

季節の食材のお話もあり、四季を感じながら読めたのも楽しかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月1日
読了日 : 2022年2月28日
本棚登録日 : 2021年11月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする