はい、おびーに「あとがき」を読んでほしいと言われたので、読んでみましたよ
ただ…「あとがき」のために676ページは長過ぎるわ!
ま、直木賞なんでいつかは読もうと思ってたからいいけどね
直木賞と本屋大賞と山本周五郎賞とメフィスト賞とアメリカ探偵作家クラブ賞と英国推理作家協会賞は読むつもりだったからいいけどね
前にも読んだことある気もするんだけど、思い出せないな〜
「家族」というより「親」?というものについて書かれた作品です
宮部みゆきさんの多彩さをこれでもかって見せつけられた作品でした
でもわしルポルタージュ形式ってあんまり好きじゃないんよね
なんかカクカクしてない?
で、本題の「あとがき」です
元々この『理由』は朝日文庫で出版されていたんですが、ご本人の希望で新潮文庫版でも刊行されることになったわけです
その『理由』について「あとがき」から引用いたします
〜新潮文庫には、わたしがこれまで上梓してきた現代ミステリ作品が多く集まっています。また『理由』は、わたし自身にとって、ある時期の現代ミステリのけじめとなる作品でした。ですから、どうしても、同じ色の背表紙で、新刊書店の文庫の棚の同じ場所に、『理由』を並べたかった。〜
いやもうなんか嬉しくなっゃいますよね
ここで土瓶さんとかだと、じゃあ最初から新潮社で出せよ!とか無粋なこと言うんでしょうけど、粋でいなせな江戸っ子のあっしとしてはもう、ただただ嬉しくなっちゃうわけですね
日本を代表する作家である宮部みゆきさんが、自分たち一読者と同じような子どもっぽいこだわりを持っちゃうことに
そして、日本を代表する作家でありながら、とんでもない読書家でもある彼女であるならば、当然そうだろうな、当然こっち側だろうな、なんて勝手にバリバリの親近感を持っちゃうわけですよね
この「あとがき」だけでもう好き
宮部みゆきさん好き
でも★3(そこは冷静)
いやこりゃあ、いよいよもって『シャイニング』読まねば!
(いやそこは宮部みゆきさんが推してる作品じゃなくて本人の作品挙げなさいよ!)
- 感想投稿日 : 2023年8月26日
- 読了日 : 2023年8月26日
- 本棚登録日 : 2023年8月24日
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