既読でした(サラッと)
ってめちゃくちゃ読むのたいへんだったんだど〜
サラッとで済むかーい!
ラストの情景がぼんやりと記憶に残ってました
それだけ印象的なラストだったんだな〜ってあらためて思います
そして若い頃はこのくらいのボリュームの本はそれこそサラッと読めたんだよって思い返したりして
それこそ百科事典みたいな厚さの『西遊記』とか臆することなく読んでたもんな〜
今回『薔薇の名前』上下巻は4日かかっちゃいましたw
さて本編です
ミステリーと神学論争の2本立てじゃないことは最初からわかってました
なので神学論争が犯人の動機に深く関わっていることになりますのでこのミステリーを余すところなく楽しむにはちゃんと神学論争の部分も読まないと意味がなくなるのでそこが辛くなっちゃう原因ですよね
キリストの清貧論とかがっつり興味ないですもん
そしてそのへんことが動機になるということは…犯人も早い段階で特定されてしまうので後は「どうやって?」の部分しか残ってないんですよね…
この修道院の特徴や人間関係のところで「どうやって?」は非常に複雑で見事ではあるんですが、それだけでは重厚すぎる神学論争を乗り切れないんですよね
だから辛い
もちろんこの重厚な物語は深い考察によりいろいろな視点で物事を見ることだったり、事件の真相についても多様な受け取り方が出来るようになっていてそのへんが「キングオブキングス」たるゆえんで、それはもちろん称賛に値して十分に「面白い」んだけどとにかく疲れたな〜w
ということで少なくとも自分にとっては「キングオブキングス」ではなかったのかなと思います
無事あの声は聞こえなくなっていきましたとさ
- 感想投稿日 : 2022年6月26日
- 読了日 : 2022年6月24日
- 本棚登録日 : 2022年6月17日
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