椿と花水木 上: 万次郎の生涯 (幻冬舎文庫 つ 2-20)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年2月1日発売)
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本棚登録 : 183
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ジョン万次郎。名前は知っているが、詳しいことは知らない。彼も土佐から漁船が流されて鳥島にたどり着く。鳥島は漂流で読んだより、過ごしづらそう。ただ捕鯨船が近くに来てくれて救助される。アメリカ人の船長に可愛がられ、マサチューセッツまで付いていき、教育を受けさせてもらい再度の航海に出て帰国するまでを書く。アメリカに。当時のアメリカの様子やグアム、ホノルルが鯨漁で潤っていた事もよく分かる。勉強する事がすごい贅沢で大切な時間だと改めて思い知る事ができる。常に謙虚で人に感謝する性格だったし、何より好奇心が旺盛な性格が素晴らしかったのだろう。ルーズベルトからの書簡も面白い。まだ上巻だが、これから日本とどう関わって行くのかを知るのが楽しみ。読後感も素晴らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月12日
読了日 : 2021年8月12日
本棚登録日 : 2021年8月6日

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