記憶喪失状態からのスタートで、冒頭から緊迫感漂う展開。上巻はダンテのデスマスク発見まで。愛用のハリス・ツイードのジャケットはボロボロになり、ミッキーマウスの腕時計を紛失する可哀想な教授。なぜかただの一読者である私も、ミッキーの加護を得られないことに不安を覚えてしまう。初読時は本書の人口爆発論に怯えていたが、『FACTFULNESS』を読み一安心したことを思い出す。コロナパンデミック後の刊行だったならまた違う話になっていたのだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリー
- 感想投稿日 : 2024年3月13日
- 読了日 : 2013年12月3日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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