どの短編も強烈なインパクトで、全話内容をしっかり覚えている作品。乙一さんの作品中ベスト3には入る『陽だまりの詩』の温かさが大好き。『SEVEN ROOMS』は結末を知ってても鳥肌が立つ上、私にも弟がいるので昔自分たちを重ね合わせて読み、さらに切なくなったことを思い出す。グロすぎて堪らないが、切なさも同居してるので飛ばし読みできない。未読だが『山椒太夫』をテーマにされていたんだなぁ。
『ZOO』『神の言葉』は行き過ぎた現実逃避に狂気を感じるが惹き込まれる。本当に乙一さんは短編の名手。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2022年6月28日
- 読了日 : 2004年10月23日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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