わかっていてもこの喪失感。シリーズ再読の度に1〜5巻に永遠に生き続けていることに安心し、この6巻で大号泣する。ハリーへの信頼の言葉が胸に染みる。悲しい結末とヴォルデモートの復活に加え、双子ももうホグワーツにはいないので暗い雰囲気が終始漂うが、いつまでも子どもっぽいロンやルーナなどがユーモアを振り撒き、少し明るくしてくれるのが良い。
『謎のプリンス』のタイトルは個人的にしっくり来ない。直訳もちょっと違うのはわかるが、半純血という意味と半分プリンスという意味は「謎」では表現できないかと。秀逸な訳も多いが世界観を壊すほどの殺意を覚えた訳もあるので、やはり頑張って原書で読むべきだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外児童書
- 感想投稿日 : 2023年3月7日
- 読了日 : 2006年6月3日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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