戦後、多くの孤児はどうやって生き延びたんだろう、という疑問から読み始めた。
調査対象が上野周辺で東京の限定された地域であることから、わたしの疑問はすべては解決しなかったけれど、東京で子供たちがどうしぶとく生きていたのか、なぜ孤児院から脱走する子が多かったかなど、深く理解できた。
せっかく生き延びて親と再会しても、すでに1度自立(というのが的確かわからないけれど)してしまった子供は、他人になってしまった親と一緒にもう住めないというのが印象深かった。
石井さんの文章は読みやすいので、ほかの作品も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2019年11月4日
- 読了日 : 2019年11月4日
- 本棚登録日 : 2019年11月4日
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