世界を変えた10冊の本

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年2月10日発売)
3.97
  • (39)
  • (64)
  • (40)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 633
感想 : 55
4

■ 学んだこと
・特定の社会集団をまとめるには、共通のイデオロギーが必要だが、中でも「宗教」の持つ力は強力無比
・イエス、ムハンマド、アンネ、いずれも基本的には平和思想の持ち主
・したがって、宗教は怪しいものでも、危険なものでも無く、人の有るべき姿勢や考え方を説く道徳的な存在と思う
(個人的理解)
・一方で「宗教」には「寛容性」に欠けるようなところがあり、故に原理主義、過激派、テロ、宗教戦争のような悲しい現実につながることがある
・また、信心深さは、ある側面、自由意志を制限し、ひたすら労働や資本の増強に人々を駆り立てるという、意外な展開を見せることもある
・宗教と経済や環境の意外なつながりに驚く

■ レビュー
・歴史を動かすほどの重要な10冊が、かなり要領よくコンパクトに紹介されていて、時間がないが教養を高めたい人に向いている
・短いとは言っても、重要なポイントは押さえてあり、たしかに知識は広がる感じがする
・お手軽に勉強した気になってしまい、すぐに記憶が薄れてしまったので、ここを入り口に、さらに自分で紹介されている本を読むのが望ましいかと思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営と教養
感想投稿日 : 2022年8月16日
読了日 : 2022年8月15日
本棚登録日 : 2022年8月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする