失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫 134-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2000年12月26日発売)
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本棚登録 : 5766
感想 : 503
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乙一氏が書いたものを古い順で読んでいる。
238ページ。先が気になる度★3。

評価厳しめ。
お嬢様を好きになれなかった。
主人公は好きでいたい。

〈目次〉
しあわせは子猫のかたち
失踪HOLIDAY








以下ネタバレ!!!



















題名は「しあわせは一匹のあったかい子犬」と「疾走HOLIDAY」をパクった(?)らしい。

【しあわせは子猫のかたち】
陰キャの男子大学生が一人暮らしを始めたら、可愛い女の幽霊がいた話。挿絵があるから二人の見た目がわかるのだが、男子大学生もかっこいい。
イケメンの幽霊がいるなら一人暮らしも悪くないと思った。触れられないのはつらすぎるが。
「この世界を嫌いになってほしくない。今ここで、きみに言いたい。同封した写真を見て。きみはいい顔している。 際限なく広がるこの美しい世界の、きみだってその一部なんだ。わたしが心から好きになったものの一つじゃないか」

【失踪HOLIDAY】
お嬢様が家出をするが、家族がそんなに心配してなさそうだから誘拐されたことにしちゃえという話。わがままな人は好きじゃない。
「母屋と離れに挟まれた夜空に、星が穴をあけている」という文章が美しいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月27日
読了日 : 2022年1月27日
本棚登録日 : 2022年1月27日

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