100年たったら

著者 :
  • アリス館 (2018年11月10日発売)
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本棚登録 : 830
感想 : 68
5

旅立たれる側の切なさが切なすぎて切ない。
旅立たれる方に感情移入してしまうから
最初はライオンに、次は波になった鳥に、
次はおばあさんになったライオンに。
そういう順番も意識して書かれたのかな?と思った。
好きな人とか、大切に思ってる人が
去っていってしまう想像をする。
でも、これはライオンと鳥だけのことじゃなく
いつか本当に来る瞬間。みんなに平等に来る瞬間。
先に旅立ってしまえればなぁと思っちゃう。


切ないけど、こういう静かさを感じる物語、
美しいなと思う。
100年経ったらまた会いたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月21日
読了日 : 2021年1月21日
本棚登録日 : 2021年1月21日

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