万能鑑定士Qの事件簿IV (角川文庫 ま 26-313)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年6月23日発売)
3.65
  • (145)
  • (364)
  • (389)
  • (36)
  • (4)
本棚登録 : 3186
感想 : 253
5

万能鑑定士シリーズの第4弾。松岡圭祐氏の別小説の登場人物である嵯峨敏也がついに登場...と思いきや、まさかの偽物で驚いた。僕は万能鑑定士シリーズから松岡圭祐氏の小説にはまったため、嵯峨は催眠シリーズでもこんな感じだと思っていた。催眠を読んでいたら、もっと違う印象を受けたのだろうか。もし催眠シリーズに触れる機会があれば、偽物の嵯峨と比べてみたいなぁ。
そして、この本の物語だが実際に起きた事を絡めながらフィクションのエンタメに載せていくのがとてもリアルで面白かった。ノストラダムスの大予言という映画も本当にお蔵入りの危機にまで陥っていると知り、それに希少な映画ポスターというものをそこに組み込んで物語を展開させていくところが推理もの・エンタメものの両面からとても楽しめたのが良かったです。
そして次回は莉子の沖縄時代の恩師である彼が登場と言うこともありとても楽しみです。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠人:寺島拓篤
葉山翔太:中村悠一
雲津隼人:小林裕介
荻野甲陽:平田広明
宮牧拓海:福島潤
嵯峨敏也/上石慧:細谷佳正
野間一真:山下大輝
村谷美羽/野間花音:井上麻里奈
茅根涼太:高木渉
菊井大悟:吉野裕行
鯉淵陽向:岩田光央
尾下光希:石川界人
嵯峨敏也:井上和彦

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー小説
感想投稿日 : 2022年2月6日
読了日 : 2022年2月6日
本棚登録日 : 2020年8月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする