病床六尺という、とても狭き空間の中に身を置きながらも、子規の世界は限りなく広い。
外の世界に思いを飛ばしても、病の壮絶な痛みで身悶え、病床に心が引き戻されている。
激しさ、伸びやかさ、関心と造詣の広さ・深さを感じ、所々クスリと笑える。
長命であったならば、どのような作品を残していただろうかと、むなしい想像をせざるを得ない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月20日
- 読了日 : 2021年7月20日
- 本棚登録日 : 2021年2月14日
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