君の名残を (下) (宝島社文庫 488)

著者 :
  • 宝島社 (2006年1月1日発売)
3.96
  • (130)
  • (122)
  • (119)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 1016
感想 : 97
5

木曾義仲が平家を倒し
源義経が木曾義仲を倒し
源頼朝が源義経を倒し鎌倉幕府を築いた。

この時代の主人公達を支えるべく、現代からタイムスリップした三人。その武勇が現代まで伝わっている義仲と義経には、800年後の剣術を。頼朝には、この時代の神の概念を転換させた土地制度などの知力を。

運命に諍おうとしてきたが、その時の自分の意志さえも予め運命に組み込まれたものだったのではないかと思ってしまう。無力感と共に運命に屈しず、運命を変えることが出来ずとも、それでも己の手で歴史を創っていこうとする友恵。

歴史の勉強、ファンタジー、人間ドラマ、等など盛り沢山の作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月20日
読了日 : 2008年11月15日
本棚登録日 : 2013年7月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする