終始綺麗な情景が泛ぶ、没頭できる話だった。
頻繁に挟まる花々や木々の名や表現がクッションとなり、難しい単語や表現が並ぶ中でも読みやすかった。
500ページ近くと、なかなかなボリュームではあったが、読むのが大変ということはなく、じっくり風景を思い浮かべながら読み進める素敵な時間となった。
小石川植物園の近くに一時期住んでいたこともあり、明治、大正、昭和と景色が変わる表現も想像しやすかった。
登場した類の師であった画家や小説家などはとても人が良いように思えて、彼らの絵や著書にも興味が広がった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月10日
- 読了日 : 2023年4月10日
- 本棚登録日 : 2022年10月27日
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