本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人

著者 :
  • 新潮社 (2014年1月17日発売)
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本棚登録 : 443
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<感想>
古典から当時の価値観を読み取り、現代人にも理解できるように平易な文章で解説している。
「昔の日本人は「心」を大切にしていた、なんて嘘もいいとこ。目に見える物質を重んじていた」と本書にあるように、昔の日本はイメージとは異なり殺伐としていたようだ。

著者の言う通り、幻想を捨てると楽になる。昔のリアルな生活を知ることで、現代人は現代の快適さを感じられる。年寄りの「昔は良かった」という言葉に惑わされず、今を生きたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2021年5月1日
読了日 : 2021年5月1日
本棚登録日 : 2021年4月24日

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